天球と紙片byはてなブログ

『天球と紙片』とついているが、実際は管理人の日常をだらだらと書いているだけのブログ

カウンセリングの成果

この記事は「俺今年頑張った Advent Calendar2019」の記事です。

 

はじめに

 私はカウンセリングに週一で通っています。通い始めてから1年以上経ちましたが、最近になってだんだんと効果が出てきました。この記事ではカウンセリングで何をやるか、カウンセリングによって何を得たのかをまとめました。カウンセリングに行こうか悩んでいる人や悩みを抱えやすいタイプの人はこの記事を是非参考にしてください。

カウンセリングって何するの?

よくある勘違い:~してくれる

 カウンセリングに関して「相談に乗ってくれる」「悩みを解決してくれる」と考える人もいると思います。しかしカウンセリングでは基本的に悩みを解決するのは悩みを抱えている本人自身なのです。カウンセラーは悩みや相談に対して直接解決策を出してくれるというわけではないのです。

 それではカウンセラーは何をするのか。カウンセラーは悩みを抱えている人の話を聞いてそれをまとめる手伝いをします。相談者がカウンセラーに悩みを打ち明け、その話をカウンセラーがまとめて相談者にフィードバックし、相談者が自身の感情がどういう状態なのか、どういった思考でいるのかを知る(気づく)というのがカウンセリングです。そのためカウンセリングに行く際に、最初にあげたような心づもりでやるとおそらく効果が薄い、何も解決できていないと考える人もいると思います。上記のようなやり方をするため、カウンセリングの際は自発的に考えて行動するのが一番効果が出ます。受動的にはならないように。また自分のことを見つめなおすというのはかなり時間がかかるので、効果がないから途中でやめるなんてこともあると思います。ですが時間をかけて取り組むとじわじわと効果が出てくるので、多少めんどくさくても通うことがコツです。

何を話すの?

 カウンセリングの際に何を話すかという疑問ですが、正直これは何でもいいかもしれません。私の場合、週一でカウンセリングを行っているので、先週にあったことの中で特に印象深かったことや落ち込んだこと、嫌だったこと等を話しています。その話の中で「なぜそれが印象深かったか」、「自分がなぜ落ち込んだのか」といったことを知るという作業をしています。ので、できれば「自分にとってどうでもいいこと」ではなく「自分の興味関心があるものや自分自身のこと」を話すといいかもしれませんね。

カウンセリングの際に注意すること・やっておくとよいこと

 というわけでカウンセリングは以上のようなことをやります。

ここでカウンセリングに行き始める際の注意事項ややっておくとよいことを書いておきます。

  1. できるだけ通いやすいところに行く
  2. 自分にあうカウンセラーの人とカウンセリングする
  3. ついでに行きやすそうな心療内科・精神科も探しておく
  4. 事前に話したいことをメモなどに書きとめておく

1に関しては学生なら学内の保健室でやっているカウンセリングが一番手っ取り早いと思います。学内のカウンセリングに関しては大体お金がかからないと思いますので、ちょっと不安なことがあったりする場合は気軽に行くと良いですよ。社会人の方の場合も、職場や家に近いところのほうがいいかもしれませんね。

2はカウンセラーの人も人間なので、合う合わないというのがやはりあります。自分のためにカウンセリングを受けるので、微妙だと思ったらすぐに変えたほうが良いです。

3は人によりますがやっておいたほうが良いでしょう。というのも程度にもよりますが、少しのことで落ち込みやすいような性格の人の場合、何か大きなショックがあった時にうつ状態(もしくはうつ病)になりやすいためです。心が弱っているときのネガティブなイベントというのは通常の時よりもダメージを追いやすいので、ついでに行きやすそうな心療内科や精神科を探しておくといいでしょう。カウンセラーの人から病院の紹介もしてくれる場合があるので、迷ったら紹介してもらったところに行ってみましょう。

最後に4についてですが、自分が何かの出来事に対して印象深いと特に感じるのはその出来事にあった時だと思います。前述したとおり、印象深かったことを話すと効果が出やすいので、その出来事を忘れないうちに書きとめておきましょう。

カウンセリングの成果

 さてここからは私がカウンセリングを受けたことで出た効果や成果を述べます。個人的にはかなり大きな変化だと思います。

自身の感情の言語化促進 

 カウンセリングで出た効果で一番に挙げられるのはこれです。カウンセリングを受け始めた当初は、「なんかわからないけどしんどい」、「なんか気持ち悪いけど言葉にしようとしてもできない」というのが常でした。1年たった今では「さっきの出来事が数日前の出来事のように心を抉ってきてしんどい」、「腹が立つ出来事があったところに空腹での気持ち悪さが上乗せされてかなりイライラしている」という感じに言語化できるようになりました。カウンセリングを通して言語化できる領域が広がったからだと思います。そしてこれが次に説明する感情の細分化に繋がります。

自身の感情の分解・細分化

  感情の細分化とは何か。日常の営みの中では何とも言えない複雑な気持ちになることもあると思います。そんなコンプレックスな気持ちを「楽しい」、「悲しい」、「ほしい」といった最小単位の感情として表すというのがこの感情の分解・細分化です。これができると感情の処理がかなり簡単になります。私はカウンセリングを受ける前は「あいつが悪いのになんで私が責められなければいけないの?私を責めてくる人間はさぞいい正義感を持っているのだろうね(皮肉)」という表層的な感情しか認知できませんでしたが、今では「私が一番に重要視したのは~。だからあの場ですべきだったことを考えたときに一番良いと思ったのは〇〇。そうすればみんな安全に行動できる。我ながら良い案だと思った。だから私の行った行動(〇〇)は悪くないと思っている。なのにあいつはそれよりも別の方法があるといって私の行動を制止させた。結果私がいるチームは他のチームから責められた。だからあの場でいい加減な行動をしたあいつを憎んでいる。今回の件で二度と顔も見たくないくらい嫌いになった。今回の件では周りの人間は私に味方してほしい」レベルにまで分解・細分化できるようになりました。ね?受ける前と比べて何が問題か、何をしてほしいのかが分かりやすいでしょ?こうしたことが次の問題の細分化に繋がるわけなのです。

今起こっている問題の細分化

 さて前述の感情の分解・細分化により、どのようなところが問題かというのが分かりやすくなったと思います。このため今後どのように行動するかということも明確になりやすくなりました。先程の例の場合、「制止させた人のことを憎んでいる(憎悪心が現れている)」、「私の味方になってほしい」という2つが主に起きている問題になります。これを解決するためにそれぞれ個別で対処法を考えれば良いのです。前者の場合、憎悪心を静めることが目的となるため、解決策として相手の言い分を聞いてみるといったことができるかもしれませんね。後者は自分の正当性を主張すれば良いのだから、周りの人に対して事情を説明すれば良いのです。このように感情の細分化により問題の細分化も同時に行われ、アクシデントに対しての対処法を見つけやすくなります。上記の例のようなことは割となかったりするのですが、ミスをした後でどう行動するかというのを前よりも短い時間で考えられるようになりました。

自身についての傾向のなりたちの言語化

 最後に自身のなりたちの言語化についても話しましょう。カウンセリングでは「なぜそう思ったのか」ということを追求する場面が多くあります。そのため、自分の思考のなりたちを考えることとなります。例えば「昨日△△ということがあって怒った」だと 

なぜそう思ったのか→〇〇するのはいけないことだから

なぜ〇〇するのはいけないことなのか→他の人が不快になるから

……

なぜそう思ったのか→こどもの頃、親から怒られることが多かったから

怒られることの何が理由なのか→怒った親が恐怖だった

といったように過去に遡って自分の性格や行動のなりたちがどこから始まったのかよくわかるようになります。これのメリットとして、「自分の無意識のうちにできあがっていた性格に関して「仕方ない」と考えられる部分を増やすことができる」というものがあります。自分のせいにしているものが環境要因だとわかると、自責する範囲というのは狭くなり気が楽になります。精神的な負荷が軽減されるわけなのです。

 さて私の場合はどうなのかということも例にあげておきます。私の場合、元々ストレスを溜め込みがちという問題がありました。これはカウンセリングを受けてから分かったことです。それから長い月日を経て「小さい頃の親との関わりが原因なのではないか」という疑惑が出ました。親とのコミュニケーション不足や教育の問題に原因がありそうだと踏んだわけです。ただし疑惑なのでこれ以上はなにも言えません。ただこれがわかったことでストレスに関して「一概に自分の思考の心の弱さゆえではない」ということを考えられるようになったのは大きな前進だと思います。

まとめ

 以上が私がカウンセリングを受けて出た成果でした。1年以上受け続けてやっと効果が出ましたが、こうしてふりかえると「よくぞここまできたな」と感慨深くなりますね。そう考えられるのも、私のよくあちこちに飛び散る話を親身になって聞いてくれるカウンセリングの先生と、長期間かけて通い続けた私の継続力のおかげだと思います。ありがとう先生。ありがとう自分。

 前回の記事と同じくまたまた長くなってしまいましたが、ここまで読んでくれてありがとうございました。カウンセリングに行こうか悩んでいる方の参考になれば嬉しい限りです。

それではまた別の記事でお会いしましょう!